2月7日 ヒカリテラス 唯一の特別企画 ワークショップ
福祉プロダクトkoro きなせ家の糸玉で織り機を使ってのポットマットづくり
新潟市から企画制作室Bridge小林あかねさん来てくださいました
小林さんのワークショップがヒカリテラスのテーマに合ってる!と感じたのは
アートの力で福祉施設の手しごとをサポートする活動をされていること
社会のセーフティーネットを維持するため それをより良くする為の活動
それは私たちがお寺が地域に、今の世代に受け入れられるために必要では?
福祉施設とお寺とは異なるものですが、沢山のヒントがありそうです
そしてこのヒカリテラスのサブタイトル お寺で繕う手しごと
漠然と考えていた糸魚川での手しごとの重要性を改めて見直す機会にもなりました
使用するのは小さな織り機
たては20センチくらいです
善光寺の松葉屋家具店さんで
アートギャッペのワークショップ用に作ったものです
ギャッペとは不正確ですがあえていえばアラビアンナイトの絨毯です
お父さんお母さんにすてきなお高い絨毯を選んで頂くあいだ
子たちを子守るミニ絨毯ワークショップが大好評になってしまったそうです
こちらを使って平織りで織っていきます
織り機用の針でとおして
福祉プロダクトkoroの「きなせ家の糸玉」
五泉のニット工場からでるニットの残り糸 本来ならば廃棄物なのですが
こちらをよりあわせて糸にした糸玉
残糸の組み合わせがランダムなので
逆にデザインされてない感じが不思議な魅力の糸玉です
色も風合いもバラバラ・・・・
きなせ家は五泉市にある授産施設です
私は恥ずかしながら、授産施設という名称も知りませんでした
にいがた授産.comによると新潟県内には89の授産施設があり、様々な生活用品や食品がつくられているようです
糸魚川にはスタッフが今回2名参加してくださった「好望こまくさ」さんがあります
当日販売された リサイクルオイルの石けんと
新潟日報の点字新聞をリサイクルした封筒!めっちゃ可愛いです
さて、小林さんはきなせ家さんのこの糸玉をプロデュース
もともとこの糸で手編みのコースターやマットを編んで販売していたのですが、
糸玉と糸という素材としての魅力に気がつき商品化してしまった!
という目の付け所が素晴しいです
現在は大手の手芸店などで一般小売りとして販売できているそうです
小林さんが障害者と関わることになったのは
学校を卒業してからの金沢時代 在籍していた劇団の関係で働きはじめた施設
そこでスタッフとして働く傍ら施設内で美術教室を自由に開いていたのがどうも今の活動のはじまりのようです
就労の支援の作業所は、継続を支援する一般企業に雇用されるA型と
雇用されないで就労をするB型、そして別に就労移行支援の作業所というのがあるそうです
勉強になります
一般企業と実際働く障害者の橋渡し
商品のデザインはもちろん仕事内容のデザインも必要です
障害のある人の特性とデザインを最適化して仕事をしてもらい
決められた納期までに決まった量もちろん一定の水準で企業に納品するのは
大変なご苦労があるとのこと
一方B型の支援は目標がないと安定供給がネックになったりで
一般小売りに乗せられず福祉枠の販売では
工賃が限りなく低くなっていく やりがいなどを生み出すのもサポートのようです
上手くいった嬉しい事例 そうでなかったこと
いろいろ聞いちゃいました!
商品の提案 販路 価格から売上目標 全てのサポートをこなす小林さん
同業者はいますか?
儲からなさそうな仕事なのでいないでしょう とのこと
福祉の分野だけでは価値があがらなかった福祉の製品が
アートの視点を入れれば 本当に欲しかった商品に!
そして本当に欲しくて買ったのに ちょこっと社会の為になってるっぽい!
色々と学びのあった1日でした
小林さんありがとう!また糸魚川へ来てくださいね
参加してくださったみんなの作品集は次の投稿にて
http://prikari.sakura.ne.jp/t_isso/?p=339
ヒカリテラスに関わってくださっているつむぎ日和さんのブログも
レポートしてくださってます
http://ameblo.jp/tsumugi-biyori/
渡邉洋子 へ返信する コメントをキャンセル